上海申花!!2016年中国サッカー!
先日初めて中国スーパーリーグを観戦してきました。
今年は移籍金総額がプレミアリーグのそれを上回るなど最近爆買で話題の中国サッカーですが、観戦して思ったのはとにかく観客がアツいことです!90分間立ちっぱなし、声出し続け、リアクション取り続けでした。私の席はアリーナ席で、Jリーグなら落ち着いて試合観戦をする席というイメージですが、全然違いました。
(こちらはウォーミングアップ中です)
悪質なファウルで審判がカードを出すタイミングでは、皆でレッドカードコールを行い、また逆サイドの選手がフリーだったら大声で選手に知らせます!まさに全員参加型って感じでした。
試合レベル的にはJリーグと同じくらいです。まぁ言うまでもなく、最近のACLだったりは中国のチームの方が良い成績だったりするので、もはやどっちが上とか下とかは無いですね。
こちらはスタジアム横にあるクラブショップで、以前半年だけ上海申花に所属していたドログバ選手のサイン入りユニフォームです。ドログバはもう居ませんが、現在中国スーパーリーグには多数の優秀な外国人選手が居ます。フッキが上海上港にいたり、前はロビーニョが広州に居たりしましたね。これはスーパーリーグを盛り上げるという側面はもちろん、何より中国人選手の成長にはもってこいです。実際の公式戦で現役ブラジル代表とマッチアップできるDFが得られるものは想像以上でしょうし、チームメイトは日々練習を一緒にできるわけですから盗める物は数多いはずです。ドログバもロビーニョも半年だけですが、6か月も一緒に練習できれば十分すぎるでしょう。
この試合も快速で有名なマルティンスが居たり、重慶にもアフリカ系の快速フォワードが居たりで、毎試合有名キャリアの外国人選手が1人は居る状態ではないでしょうか?
中国サッカー協会もしっかり制度も整えていて、毎試合の外国人数を制限し、中国人プレイヤーの成長機会を確保しております。
スタジアムのハード面は、まだまだ発展の余地がある感じですね。飲食店は小さなお店で水とかコーラ、ポップコーンが売られているのみでアルコールは無しです。まあ観戦した感じだと、ビールを飲みながら見るって雰囲気ではないんですかね。本気で応援するって方が強いのかも。今日本の野球界(横浜ベイスターズや広島カープとか)が進めている女子誘致みたいなのは考えていないですね。90%ぐらい男でした。でも日本よりは若い印象ですね。
スタジアムのスクリーンも古いものでリプレイ映像だったり演出効果みたいなのは皆無です。まあここらへんも一気に変えてきそうです。
これはチケットですがQRコードで門の所にいるスタッフが管理しています。
ここらへんもWechatPayやAlipayみたく自分でスキャンして入れるようにして欲しいです。
どちらにせよ、まだまだエンターテイメントとしては改善の余地しかないですが、外国人の私からすると、周りに居る中国人観客が最高の演出なので良かったです。
最後に、間違いなく中国サッカーは急スピードで発展していくと感じました。国の政策だったりチャイナマネーもそうですが、一番は一般的な中国人の気質がサッカーにピッタリだからです。観客も声が太く戦っている感じとかは英国プレミアリーグにそっくりです。
ホンマに中国リーグが発展してくれば、ACLも価値上昇して天変地異が起こるかもしれません。